薄荷について
我が家の狭い庭にも沢山の生薬が生えています。まだまだシリーズが続きそうです。
今回我が家シリーズ第3弾です。
今我が家では、樹木の根元や日陰に、ワシワシとハッカ(ジャパニーズ・ミント)が生えています。皆さんご存知のあの歯磨き粉やガムの香りです。繁殖力が旺盛で、植えてもないところからにょきにょき生えてきます。我が家では雑草扱いで、抜いても抜いても生えてくる嫌われ者です。しかし立派な生薬で、清涼感があり暑さを吹き飛ばす夏茶にブレンドされています。
日本各地、朝鮮半島、東アジアに分布し、湿った湖畔や原野に自生するシソ科の多年草です。近縁植物として、ヨーロッパ原産のセイヨウハッカ(ペパーミント)や北米原産のミドリハッカ(スペアミント)があります。有効成分であるメントールの含有量はジャパニーズハッカが最も高いのですが、香りはセイヨウハッカのほうが優れています。メントールは皮膚につけると冷却作用、麻酔作用があり局所の血流を増加させるため、筋肉痛などの外用薬として湿布や軟膏に利用されています。また香料として食品や化粧品にも用いられています。
漢方では、解表・利咽・透疹の効能があり、感冒、頭痛、咽頭痛、歯痛、麻疹、皮膚搔痒症などに用いられます。また肝に入り肝気の鬱滞を解き、自律神経失調を改善する作用があるといわれています。
↑薄荷葉(生薬)
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